非日常のインプット

 

*7/20 AM6:20

いま、わたしは夜行バスに揺られている。

 

夜行バスに乗るのは久しぶりだったが、すぐに感覚を思い出した。3列シートの一番後ろの窓側の席を死守。座席指定ではなかったため、それだけでちょっとうれしい。

 

コンセントもあるし、足を伸ばせるスペースもある。ましてや椅子にクッションまでついている。知らず知らずのうちに、夜行バスはどんどん快適になっていく。

 

みんな、どこへ行くのだろう。

もうすでに下車した人もいるし、わたしと同じように未だ目的地までの間を過ごす人もいる。夜行バスはなんだか不思議だ。もうすぐで目的地に着く。お腹が空いた。着いたらすぐにご飯を食べようかな。外が晴れていてよかった。

 

 

*7/24 AM5:42

そして再び夜行バスに揺られている。変わらず最後列の窓側の席。自然と顔がほころぶ。

 

たのしい旅行だった。

本当は旅路の途中で書きたかったが、書く暇がないほどたのしんだ。それだけで十分じゃないかな。

 

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ちょっと写真を挟んでみる。旅してる感出ない?気のせいかな?

 

車のナンバープレートの県名がその土地の名前になってたり、方言を話す人と出会ったり、他県に来たと感じる瞬間はいっぱいあるけど、その中でも個人的にすきな瞬間は《◯◯まで何キロ》っていう道路標識。ああ、ここまで来たんだなってわくわくする。

 

余すことなく、たのしんだなあ。

 

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ほんっとうになんでもない写真なんだけど(ローソンのカフェラテのメガサイズがどんだけでかいかの比較写真)、非日常の中に日常を感じられるし、これを撮ったときのなんでもない会話とか思い出される。写真がすきになったのは最近。

 

 

わたしは何者でもないし、やらなきゃいけないこと放っぽり出して来た感が否めないけど、でもそれでもこの時間は必要だった。そう思ってる。魂を解放する時間がないと疲れちゃうからさ。だから何も考えず、思いっきりたのしんだ。そんな日があってもいいよね。たのしかった思い出さえあれば、また頑張っていけるよ。

 

 

帰りの夜行バスで、それに乗るお客さんがいるバス停に着いたときの話。わたしはバスの中から寝ぼけ眼で外を見ていたんだけど、そのお客さんはカップルで、乗るまでに2人にしかわからない会話をしていて。いよいよバスに乗り込むとき、バスに乗る彼氏が見送る彼女の手をぎゅっと引き寄せたの。やさしさの中にちょっとぶっきらぼうさもあって。その感じが最高にドラマ。

 

そのあともバスの中と外で寂しさを共有しあっていて、なんだかエモい気持ちになりました(語彙力)。バスの中からガン見してごめんね、気にならないよう努めたつもりだけれど。

 

 

バスが目的地に着くまで、もうすこし。

またこれからいつもの場所で日常がはじまる。心はすっきりしている、よ。(^_^)